スピルバーグ監督が映画「レディー・プレイヤー1」に込めた5つのメッセージ

スピルバーグ監督が映画「レディー・プレイヤー1」に込めた5つのメッセージ

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©https://filmarks.com/movies/63747

スティーブン・スピルバーグ監督の最新作『レディー・プレイヤー1』
いよいよ公開された。

本作品は、
エンターテインメント性はもちろんのこと、
これからのデジタル未来を生きる僕たちにたくさんのメッセージを与えてくれる。

今回は、そんなスピルバーグ監督が僕たちに伝えたかったであろう
メッセージを5つ紹介します。

どれもこれからのデジタル化した未来で生きる上で
重要なことばかりなので、映画をすでに見た人もまだ見てない人も是非最後まで読んでみてください!(ネタバレはほとんどないので安心してください)

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個人情報の取り扱いには細心の注意を

本作品で第一に伝えたいのは“個人情報には細心の注意を払い、取り扱え”ということ。
ネット社会やテクノロジーが進行してくると、
それだけ個人情報の取り扱いがシビアな問題になってくる。

しっかり管理していればリスクは低くなるが、
個人情報の杜撰(ずさん)な取り扱いは身を滅ぼしかねない。
企業でも、個人でもだ!

スピルバーグ監督は、現代人のあまりに杜撰な
個人情報の取り扱い方に警鐘を鳴らしている。

今回、その個人情報代表として選ばれたのが、“本名”“パスワード” だ。

パーシヴァルこと主人公ウェイド・ワッツは
オアシス内で恋をし、相手に本名を喋ってしまう。
盗聴器を付けられていた彼はまんまと個人情報を盗まれてしまったわけだ。

しかし、本当の問題はこの後。
本名くらいどうってことないと思われがちだが、
ワッツは本名から生年月日、生まれ、今どこにいるかまで全部特定されてしまったのである。

結果、起こる悲劇は予想できるであろう。
また、IOI(イノヴェイティブオンライン産業)の社長ソレントは
パスワードが書かれた紙を誰でも見える位置に貼り付けていたために、
オアシスのネットワークをハッキングされてしまう。

どんな結末を迎えたかは劇場でお楽しみください。

テクノロジーが進むと、それだけ個人情報の取り扱いはシビアになる。
一つの情報からネットワークを通じて様々な情報へ芋づる式に繋がるからだ。

「予想に容易いパスワードを設定していないか?」

今一度自分を見返してみるといいでしょう。

ネットから恋愛はこれからの主流に!?

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「ネットで出会う恋愛は邪道だ」
と言われていたが、もうそんな時代とうに過ぎ去っている。

これからは、
ネット世界で出会った相手とリアルで交際するというのが普通になる。
そう伝えたうえで、本作品には所々にネット恋愛での注意点も細かく織り交ぜられている。

例えば前項で書いた個人情報もそう。
また、必ずしもネットの姿とリアルの姿が同じとは限らないという面も。
その人の本性だってわからない。

このように書くと、
「やはりネット恋愛は危ないんじゃないか?」
と言う人も多いだろうが、よくよく考えてほしい。

リアルだって、
悪い人に捕まったら個人情報を晒されるだろうし、
表では優しくても、裏ではDVをするなんてことはあるだろう。

つまりだ。
ネット恋愛のメリット・デメリットをしっかり理解し、
効果的に利用することがいい人に出会える最短ルートなのではないか。

進化するテクノロジーに侵されるんじゃなく最大限利用しよう。

“ネット恋愛しようとしてる人=真面目じゃない人”

みたいな方程式は現代ではもう成り立ちません。

もし、恋人がほしくて、出会いがない
なんて人はネットに出会いを求めてもいいのではないでしょうか。

普通じゃないことが常習化する”慣れ”はやばい

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慣れとは怖いもので、ひと昔前までは“異常”と思われていた行動でも、
人々の間に浸透することでそれが普通になってしまう。

本作品でそのことを教えてくれるのは、
まさに冒頭のシーン。

人々はVRゴーグルを装着し、テニスにポールダンス、様々なことを楽しんでいる。

現在もVR自体は世の中に広まってきており、
家庭に普及する未来はそう遠くないだろうし、
この光景にはそんなに疑問を抱かないだろう。

しかし、本作品ではVRで戦闘ゲームをやっている人が
街中でいきなり倒れたり、オフィス内でいきなり正気を失い、ビルから飛び降りようとしたりするシーンがある。これはかなり奇怪的だが、驚くのはそこではない。

“周りがその行為に対し、全く疑問を抱くことなくやり過ごしている風景”

これこそ、現代人への痛烈な皮肉と受け取らないで、どう受け取ればいいのだろうか。

この社会風刺的なシーンは、僕たちにこれからを生きるうえでの警鐘を鳴らしてくれている。

テクノロジーが進化した今、考えるべきは
それをどう扱うかだ。決してそれに侵されてはならない。

スピルバーグ監督はそんな気持ちを込めてこのシーンを作品に盛り込んだのではないだろか。

仲間を大切にしよう

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主人公のパーシヴァルは決して誰かとグルを組まなかった。

なぜならパーシヴァルの生きがいは仲間を作ることではなく、
クエストをクリアすることだったから。

しかし、クエストを進めていくにつれ、
決して一人では解決できない問題にぶつかっていく。

パーシヴァルは彼らとともにミッションをクリアしていき、
徐々に絆が生まれ、友情が芽生える。

ハリデーは、プレイヤーたちに友人の大切さを伝えるために
イースターエッグを探すミッションを残した、と言っても過言ではないだろう。

なぜなら、自分が一番大切な友人モローを失って後悔したから…。
詳しくは劇場で!

現実だけがリアル

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本映画の主題は“現実だけがリアルだ”ということ。

あくまでVRはヴァーチャルリアリティ、
仮想的な空間をあたかも現実のように体感できるものなんです。

つまり、VR空間は”リアルのようなもの”であって”決してリアルではない”んです。
オアシスの創設者もやっぱりリアルが好きだと言います。

創設者ハリデーの言葉
「現実は決していいことばかりじゃない。嫌なことも辛いこともある。
 でもオアシスの中では決して体感することのできない素晴らしい出会いだったり、
 なんたって飯がうまい。」

この言葉にはまさに映画の内容すべてが詰まっています。

リアルは決して仮想空間では体験できません。

現実が辛くて逃避したい人、たくさんいると思います。
でも決して逃避した先に良い未来が待っているとは限りません。

ハリデーは逃避して後悔したからこそ、プレイヤーにはリアルを大切にしてほしいというメッセージを残し、このゲームを作りました。

ハリデーの主張は、2045年という比喩で与えられた
近いデジタル未来を生きることになる僕たちへのメッセージでもあります。

リアルと仮想空間の両立が
将来を生きる僕たちの課題となることは間違いないでしょう。

まとめ

本作品において、オアシスの創設者ハリデーはイースターエッグのミッションを通して、プレイヤーたちに大事なことを教えてくれる。

それはこれからの未来を生きる僕たちに対する
スピルバーグ監督からのメッセージと言っても過言ではないだろう。

デジタル社会を生き抜くために大切なことがたくさん学べる映画『レディ・プレイヤー1』

是非劇場に足を運んで見てみてください!
僕は2D字幕で見ましたが、3D字幕で見ることを圧倒的におすすめします。



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